脳神経外科Q&A
Q. 顔面けいれんで手術をするかどうか迷っています。どうしたらいいでしょうか?
A. 顔面けいれんを含めて機能的脳外科手術は、よく聞いてよく考えて手術されることをお勧めします。手術をしないで経過を観察するという選択肢もあります。手術を行う医者との信頼関係が大事です。信頼関係が築かれないうちに手術をすることは危険です。
話をしていてなるほどと分かる場合は、話す医師も病気のことがよく分かっています。患者の苦しみが理解でき、手術による改善の期待率と予期せぬ合併症の可能性について、わかりやすく説明できる医者を選んで下さい。わからない場合はセカンドオピニオンを求める権利が患者さんにはあります。さらに同じ病気で手術した患者さんに様子を聞いてみるのもよい方法です。
手術する外科医の側からはどれくらい困っておられるかによります。手術方法、おこりうる合併症、自分の手術症例の話をして、軽症なら手術をしないでしばらく経過を観察し、手術をするなら体調の一番良い時期にするように話します。どんな些細なことでも納得の上手術されることが大事です。
外傷やクモ膜下出血では緊急手術になります。脳血管障害の予防や機能的脳外科手術では信頼できる医者をさがすことが大事です。
話をしていてなるほどと分かる場合は、話す医師も病気のことがよく分かっています。患者の苦しみが理解でき、手術による改善の期待率と予期せぬ合併症の可能性について、わかりやすく説明できる医者を選んで下さい。わからない場合はセカンドオピニオンを求める権利が患者さんにはあります。さらに同じ病気で手術した患者さんに様子を聞いてみるのもよい方法です。
手術する外科医の側からはどれくらい困っておられるかによります。手術方法、おこりうる合併症、自分の手術症例の話をして、軽症なら手術をしないでしばらく経過を観察し、手術をするなら体調の一番良い時期にするように話します。どんな些細なことでも納得の上手術されることが大事です。
外傷やクモ膜下出血では緊急手術になります。脳血管障害の予防や機能的脳外科手術では信頼できる医者をさがすことが大事です。
Q. バレリュー症候群ってなんですか?
A. むち打ち事故のあと後頭部痛、めまい、耳鳴、眼精疲労、全身倦怠、動悸などの症状が出たり出なかったりすることがあります。病院へ行くと「自律神経失調症」、「バレリュー症候群」、「外傷性頚部症候群」などと診断され精神安定剤を投与されることもあります。
椎骨動脈周囲にある神経(後頚部交感神経系)が興奮し、前記自覚症状を来すのだとフランスの神経医Barréとその門下Liéouが報告し、バレリュー症候群として知られています。現在までのところ自律神経の興奮や弛緩を客観的な検査で捉えることができないので、このバレリュー症候群を疑う医者もいますが、外来診察ではよく見かけられます。
前頚部頚動脈の近傍にある星状神経節(前頚部交感神経系)と椎骨神経叢は連絡があり、頚部筋肉への血流が変化するため様々な不定愁訴が出現するのかもしれません。
ちょっとした痛み、耳鳴、フワフワ感を過大に感じてさらに不安になり、パニックになってジャングルの密林に迷い込んだ状態で外来受診されます。
医者はレントゲン、CT、MRIなどの検査で異常がなければ「自律神経失調症」、「不安神経症」、「バレリュー症候群」と簡単に診断して薬を出しますが、患者にしてみれば分かってもらえないと医者不信となり、診療所、病院をはしごすることになります。
交感神経(喧嘩したり興奮したりするときアドレナリンが分泌されます。)、副交感神経(リラックスし腸管だけが動いているようなとき)のバランスが崩れているが器質的(悪性腫瘍があったり進行性であったり)ではないので必要以上に不安になることなく、上手くお付き合いすればいいのだということを理解しなければ、いつまでも薬を飲み続けたり対人関係が成り立たないということがおこりえます。
椎骨動脈周囲にある神経(後頚部交感神経系)が興奮し、前記自覚症状を来すのだとフランスの神経医Barréとその門下Liéouが報告し、バレリュー症候群として知られています。現在までのところ自律神経の興奮や弛緩を客観的な検査で捉えることができないので、このバレリュー症候群を疑う医者もいますが、外来診察ではよく見かけられます。
前頚部頚動脈の近傍にある星状神経節(前頚部交感神経系)と椎骨神経叢は連絡があり、頚部筋肉への血流が変化するため様々な不定愁訴が出現するのかもしれません。
ちょっとした痛み、耳鳴、フワフワ感を過大に感じてさらに不安になり、パニックになってジャングルの密林に迷い込んだ状態で外来受診されます。
医者はレントゲン、CT、MRIなどの検査で異常がなければ「自律神経失調症」、「不安神経症」、「バレリュー症候群」と簡単に診断して薬を出しますが、患者にしてみれば分かってもらえないと医者不信となり、診療所、病院をはしごすることになります。
交感神経(喧嘩したり興奮したりするときアドレナリンが分泌されます。)、副交感神経(リラックスし腸管だけが動いているようなとき)のバランスが崩れているが器質的(悪性腫瘍があったり進行性であったり)ではないので必要以上に不安になることなく、上手くお付き合いすればいいのだということを理解しなければ、いつまでも薬を飲み続けたり対人関係が成り立たないということがおこりえます。