桜と花のある風景このページを印刷する - 桜と花のある風景

当院の敷地には50種にも及ぶ桜の木があります。
春になると院内はピンク色に染まり、美しい光景がひろがります。
早春には、一条通りに沿って、寒緋桜が咲き、春の訪れを知らせてくれます。
陽春には敷地内のあちらこちらに、染井吉野、紅八重しだれ、朱雀などの花が開きます。
 
関山
関山
兼六園菊
兼六園菊
染井吉野
染井吉野
天の川
天の川
そして晩春には関山、松月、鬱金などがつぎつぎと開花し、患者さんや病院を訪れる皆様、職員の目を楽しませてくれます。
とりわけ、花びらが緑の御衣黄と呼ばれる珍しい桜があり、観光客から、「どこにあるのですか。」と尋ねられることもあります。
 
天の川 花
天の川 花
御衣黄
御衣黄
4病棟前
4病棟前
筋ジス病棟前
筋ジス病棟前
桜を眺めながらのリハビリや家族との散歩、語らいは穏やかな時間が流れ、闘病や療養をされている患者さんの心を和ませてくれます。
一説によりますと、この一条通りには造園家が多く住んでいました。
造園地には色んな品種の桜の木や苗木があったのですが、戦時中食料が不足となり、畑に転用されることになりました。
造園家たちはその苗木を切り倒すのにしのびず、当院に疎開させたといわれています。
 
別棟
別棟
生理検査室横
生理検査室横
中庭
中庭
研修棟前
研修棟前
 
また病院の西方に“桜博士”と呼ばれた先代の佐野藤右衛門氏の桜園があります。
戦時中に、警察から鑑賞用の桜を伐採し、食料増産に励むようにと命ぜられて、先代佐野氏は泣く泣く桜の苗木畑を藷畑にしたそうです。その時、苗木を当院の敷地の方々に植えられたそうです。
いずれの説も歴史があり、今では京都の桜のかくれた名所となっています。
 
正面玄関から
正面玄関から
正面玄関から
正面玄関から
リハビリ棟中庭
リハビリ棟中庭
リハビリ棟中庭
リハビリ棟中庭
 
しかし、近年駐車場の確保、建物の拡張等で桜の引っ越し、木々の伐採を余儀なくされていることも現実です。
患者さんに快適な療養生活を過ごしていただくためにも、この美しい環境を守っていかなくてはなりません。
 
リハビリ棟中庭
リハビリ棟中庭
御衣黄
御衣黄
普賢像
普賢像
数珠掛
数珠掛
松月
松月
市原虎の尾
市原虎の尾
細川匂
細川匂
関山
関山
鎌足
鎌足
太白
太白
寒緋桜
寒緋桜
 
桜色に染まる景色をお楽しみいただけましたでしょうか。
自然に恵まれた敷地内に、四季折々私達の目を楽しませてくれる草花が、命を育んでいます。
 
椿
椿
花みずき
花みずき
時計草
時計草
あじさい
あじさい
散歩をしながら、リハビリをしながら、小さな草花をみつけてみませんか。
自然に触れることで、少しでも潤いのある、元気がもらえる闘病生活であって欲しいと願っています。
 
たんぽぽ
たんぽぽ
白百合
白百合
あやめ
あやめ