希望の庭このページを印刷する - 希望の庭

ギランバレ-症候群(一般に急性多発性根神経炎といわれます。運動麻痺が下肢末端から上行し、重症例では、呼吸筋や脳神経の麻痺へとすすみます。)で入院治療されていた患者さんが、お元気になって退院されました。

そのお礼にと、殺風景な駐車場を潤いのある風景にしたいと申し出ていただき、緑がいっぱいの庭園を寄贈してくださいました。
正門からの景色が一変して緑の風景へと変わったのです。

長期療養される患者さんの健康を願って「希望の庭」と名付けられました。
希望の庭には、その名前にふさわしい「藤前開棚(ふじぜんかいだな)」と「辰巳の階段(たつみのかいだん)」があります。

藤前開棚(ふじぜんかいだな)

希望の庭の中心に藤棚があります。
そのベンチに腰を掛け、散歩中の一休み。ひなたぼっこ。お弁当を広げてピクニックなどなど。そんな憩いの藤棚は、かわいらしい薄紫色の花をつけます。
前方は三本の柱、後方は二本の柱で支えられ、前方に広く開いている藤棚です。
藤(無事・二本)前開(全快)、無事全快の願いが込められています。
 
藤前開棚
藤前開棚
藤前開棚
 
 

辰巳の階段(たつみのかいだん)

階段を登ると玄関に至るのですが、この階段は昔から縁起の良い数とされている「七・五・三」段です。
数えながら玄関まで歩いてみるのもいいでしょう。
方角は陽気で明るい南東「辰巳」に向っています。
脚の不自由な方への全快を願って、辰巳(立つ身)に向かう階段と名づけられました。
 
辰巳の階段
辰巳の階段
辰巳の階段